当店は本格的な香港料理の味を気軽に札幌で堪能できる店をコンセプトに始めました。
今後ともよろしくお願いいたします。
ここでは、クーロンのいろいろをご紹介いたします。
☆香港料理ってどんな料理?
中華料理は大別して、東西南北の4つに分かれます。(南)広東料理、(北)北京料理、(東)上海料理、(西)四川料理。香港料理は、広東料理に分類され、清淡(ちんたん)な味付けが主となってます。それでいて、素材の味を生かす料理が多く見受けられます。そのため、北京料理や四川料理と比べると、油や塩分が少ない傾向にあります。中華料理と言うと、脂っこくてしょっぱいイメージが強いですが、広東料理はあっさり味が多いです。
かつ、イギリス植民地であった時期が長かった影響から、西洋料理にも影響を多大に受けております。また、香港が半島と島からなり、海に面しているため、多くの海鮮料理が楽しめます。特に、蒸し料理が有名で、蒸し魚、海老、鶏等々が有名です。
当店では、一般的な中華料理全般をご提供しつつ、本格的な香港料理をご紹介してまいります。
☆ビーフンの歴史
ビーフンの起源は、紀元前220年頃、秦の始皇帝が中国統一を成し遂げたころの中国南部と考えられています。 北方の兵士が長江以南へ進軍した際、元々小麦またはそれを原料にした麺を主食にしていた北方人にとっては現地で手配できる米をそのまま炊いて食べることに慣れていなかったため、小麦の麺と同様に米を挽き、めんにして食べたことが始まりだと言われています。それが後々台湾に渡り、さらに進化したとされています。
台湾では、外出時の「携帯食」だったり、披露宴や宴会などの特別な行事にだけ使用される「高級食材」だったという説も残っています。日本語のビーフンは閩南語や台湾語の発音「ビーフン (bí-hún)」に由来する外来語だそうです。
また、ビーフンは、米が原料なので、グルテンが含まれないのも特徴です。
☆中華風山賊手羽先とは?
山賊手羽先元々湖南省の郷土料理で、濃厚で香ばしく、サクサクとした食感が特徴で、昔から手羽先ファンの好物ランキングのトップに位置しています。ビーフン店でよく提供されています。また、家庭料理としても一般的で、家庭によってレシピも数多く存在します。
山賊手羽先という名前がついたのには理由があり、昔々湖南省の山賊の一団は、家々を強盗する際にハーブやスパイスまで盗んだそうです。その後、盗賊たちは盗んだスパイスを手羽先につけて焼いたところ、飛び上がるほど旨く、その後代々受け継がれていったそうです。ところが、何マイルも離れた場所からでも嗅げるほどの香りが漂い、人々はその香りを嗅ぐと、盗賊が近くにいることを知ることになったため、この名が定着したそうです。
☆XO醤(えっくすおーじゃん)
は、ラー油の一種で、ラー油に高級干海鮮(干しエビや干貝柱など)を加え独自の製法で調理した調味料のことです。香港の各料理店では、料理長のオリジナルレシピのXO醤があり、そのお店の顔でもあります。XO醤の美味しいお店に外れはありません
☆クーロンってなに?
香港は、九龍半島と香港島に分かれています。半島側の九龍は、広東語で「ガウロン」と呼ばれ、英語表記で、「Kowloon」となります。ところが、日本では一般的に、これを「クーロン」と呼びます。起源は定かではありませんが、ベトナム語で「九龍」を「クーロン」と呼ぶことから、ここから来たのではないかと言われております。
☆鶏煲ってなに?
広東語で「がいぼー」と発音します。鶏をピリ辛に仕上げた鍋料理になります。ここ3、4年で香港で人気となり、沢山の鶏煲のお店ができました。当店の鶏煲は、麺に合わせてアレンジしたものになります。